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USDC とはなにか

· 約10分
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最近、暗号資産の世界がめまぐるしく進化しているのを肌で感じませんか? そんな中、ステーブルコインという“価格変動があまりない”便利な存在が注目を浴びているんです。その代表格ともいえるのが、1 米ドルにピタッと価値をあわせた「USDC(USD Coin)」というもの。この記事では、USDC がどういう仕組みで動いているのか、運営を支えているのは誰なのか、そしてどんな魅力やリスクがあるのかを、なるべくやさしくお伝えしていきたいと思います。

USDC の基本概要

USDC は、その名のとおり米ドルと 1:1 で価値を連動させているステーブルコインです。要するに「1 USDC = 約 1 ドル」というイメージですね。暗号資産というと、ビットコインやイーサリアムみたいに価格が大きく上下するイメージがあるかもしれませんが、USDC はそういうボラティリティを抑えられることが強みになっています。さらに、ブロックチェーン技術を使っているので、取引の透明性や速さ、そして国境を超えた利便性なんかも期待できるというわけです。

発行体と運営組織:Centre コンソーシアム

USDC を世に送り出しているのは、Centre(センター)というコンソーシアムで、実はこのコンソーシアムを支えている大きな柱が Circle 社と Coinbase 社という 2 社です。

まず、Circle 社は金融テックの世界をリードしてきた企業で、CEO のジェレミー・アレール氏はデジタル金融の分野で活発に活動していることで有名です。Circle 社は、国際送金やデジタル決済に力を入れていて、透明性とか規制順守といった点をかなり重視しているんですね。

一方、Coinbase 社はアメリカの大手暗号資産取引所で、世界中にたくさんのユーザーがいます。USDC の取引プラットフォームとして、流動性を確保する大切な役割を果たしているんです。この 2 社が力を合わせることで、USDC はきちんと管理・運営されていて、利用者も安心して使えるという仕組みになっています。

利用シーンと市場でのメリット

では、USDC が実際にどんなところで使われているのかというと、まずは暗号資産の取引所での売買や決済手段として役立っています。ビットコインほど価格が上下しないので、「とりあえず資金を退避させたい」というときに USDC に交換しておく、なんて使われ方も多いんです。

さらに、DeFi(分散型金融)と呼ばれるブロックチェーンを活用した新しい金融サービスの世界でも、安定的な価値を持つ USDC があれば色々と便利です。たとえばレンディングやステーキングなど、資金を預けて利息を得るサービスでも、安定した通貨である USDC は使いやすいんですよね。加えて、海外送金やオンライン決済といったシチュエーションでは、安い手数料とスピードを両立できるのも強みといえるでしょう。

とはいえ、この“安い手数料”とは、あくまでネットワーク手数料(ガス代)がメインで、Circle 社や Coinbase 社が直接徴収するものではありません。取引所での売買や、法定通貨と USDC を交換する際には別途手数料がかかることもありますが、これは他の暗号資産でも同様に発生する取引所や決済サービス側の手数料です。USDC 自体を送受信する場合の直接的なコストは、使っているブロックチェーンのガス代に左右されるんですね。

USDC の抱えるリスクと課題

とはいえ、いいことばかりではありません。まず大きいのが“中央集権的なリスク”です。USDC は Circle 社や Coinbase 社などが中心となって発行しているため、その方針や規制対応が変われば運営にも影響が出る可能性があります。また、ちゃんと裏付け資産が確保されているかどうかに関しては、監査や公表の透明性が十分なのかを疑問視する声も一部にはあります。

そして、市場が極端に荒れたとき、1 USDC = 1 ドルというペッグを維持するための資産が本当に機能するのかというリスクも否定できません。ブロックチェーンを使っている以上、システムやスマートコントラクトに重大なバグが潜んでいないとは限らない点も気になります。暗号資産の世界はまだまだ新しい技術が多いので、どうしてもそういったリスクとは隣り合わせなんですよね。

提供側のインセンティブとその戦略

それでも、Circle 社や Coinbase 社が USDC を提供するのはなぜかというと、やはり自分たちのエコシステムを大きくしたいからです。具体的には、取引所でのトレード手数料や、法定通貨と USDC を両替する際に発生する手数料、その他関連サービスの利用料などを通じて収益を得ることができます。なお、USDC そのものの送金に対して企業が独自の手数料を一律で徴収するわけではなく、利用シーンによって発生するコストは変わってくるので、この点は誤解しないように注意したいところです。

また、USDC を運用しているという実績そのものが、ブロックチェーンを活用した金融革新をリードしているという PR にもつながりますし、企業としての信用度アップにも寄与します。さらに、USDC のようなステーブルコインが多くの場面で使われるようになると、DeFi や国際決済など、まだまだ伸びしろのある分野に入り込んで、新しいビジネスチャンスをつかむきっかけにもなるわけです。つまり、安定したデジタル資産を提供することが、企業の将来の成長エンジンにもつながっていくという戦略的メリットがあるんですね。

結論

USDC は、「ただの安定した暗号資産」という枠を超えて、すでにデジタル金融の重要なインフラとして存在感を示しています。Circle 社と Coinbase 社の強力なタッグによって支えられながら、数々のリスクや課題と向き合いつつも、より安全で便利な通貨を目指して進化し続けているんです。

市場拡大や収益向上はもちろん、規制遵守をベースに信頼感を醸成するという点も大きなポイント。今後の暗号資産業界がどんな方向に進んでいくにせよ、USDC のようなステーブルコインが果たす役割はますます大きくなりそうですよね。何かと複雑な暗号資産の世界ですが、こうした安定資産の存在は私たちにとって心強い選択肢になっていくはずです。

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この記事は、情報提供を目的としています。具体的な投資判断については、自己責任で行ってください。