Binance USD(BUSD)とはなにか解説!
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Binance USD(BUSD)は、暗号資産の価格変動が激しいなかで、1BUSD = 1 米ドルの価値を維持するよう設計されたステーブルコインです。今回は、この BUSD がどんな背景で生まれ、どんなメリットや課題を抱えているのかを、なるべくわかりやすくお伝えしていきます。
1. BUSD の概要と発行母体
BUSD は、世界最大級の暗号資産取引所である Binance と、ニューヨーク州 金融サービス局(NYDFS)の認可を受けた金融テクノロジー企業 Paxos がタッグを組んで誕生しました。Binance といえば、数多くの取引ペアと高い流動性を誇ることで有名ですよね。その Binance が、自社プラットフォームの基軸通貨として BUSD を使うことで、ユーザーは安い手数料とスピーディーな取引が楽しめるようになりました。
一方、Paxos は BUSD の裏付け資産(約 96%が現金や現金同等物、残り 4%が短期米国債)を管理しており、さらに外部監査を定期的に受けることで透明性を高めています。こうした仕組みのおかげで、「BUSD はちゃんと米ドルと同じ価値に保たれているの?」という不安をかなり軽減しているわけです。
2. 発行目的と技術的特徴
発行目的
BUSD の最大の狙いは、値動きの激しい暗号資産市場でも安定した価値を提供し、ユーザーが安心して使えるデジタル資産をつくることです。具体的には、以下のような目的が挙げられます。
- 価格変動リスクの軽減:米ドルと 1:1 でペッグされているので、ほかの暗号資産のような急激な価格変動から資産を守る手段として利用できます。買い物や送金など、日常的な場面でも価値が安定しているって大事ですよね。
- 取引効率の向上